次は紅組代表、日本沼津から「赤濁」です。
こちらも「あかだく」ではなく「あかにごり」と読みます。
白組の「白濁」とはどれくらいタイプが違うのでしょうか?
【深紅のドレスが美しい】
赤濁は日本ビール株式会社が醸造しているエールビールです。
白濁も同じ日本ビール株式会社が発売元ですが、白濁については
ベルギーより輸入しています。
深紅のドレスみたいに美しいルビー色!?
そもそも、なんでビールが赤色なの?
【白と黒だけじゃない!ベルギーには赤もあった!】
ビール大国、ベルギーには赤ビール(レッド・ビール)が存在していた。
レッド・ビールとは麦芽に大麦ではなく、赤大麦を使用して1~2年間、
オーク樽にて熟成させることで、独特の赤色味を生み出しています。
では、日本ビール株式会社の「赤濁」はどのような製法で醸造しているのでしょうか?
赤濁はレッド・ビールの製法とは異なり、大麦をローストして深みを出し、
ルビー色に輝く色合いと風味を生み出す特別な酵母を使用しています。
ローストってコーヒーみたい!!
それと、やっぱり酵母が重要だったんですね!
「白濁」バージョンと同様に特別な酵母を最後まで、楽しんでもたうため
そして、上手く「にごり感」を出すために、またまた上下逆さまです。
さてさて、「白濁」バージョンとの違いを確かめるために
飲んでいきます。
【 ワ、ワ、ワイン!? リッチ&フルーティー 】
赤ワインを見ているかのような深紅で美しいルビー色が印象的。
非常にリッチで香り深いフルーティーさが鼻孔を優しく刺激してくれます。
本当にワインかと間違えるくらいフルーティーな香りが漂ってきます。
飲み口は軽い泡からファーストアッタクに甘さが押し寄せてきますが、
意外に喉ごしはサッパリとしていて、甘さで飲み疲れすることはない
ように感じます。
「白濁」はどっぷりとした旨みが凝縮したイメージ。
「赤濁」はリッチな甘みとサッパリとした喉ごしで綺麗なビール。
そんなイメージを連想させます。
旨みが強いクラフトビールが苦手でも赤濁は綺麗な飲み口なので、
飲み飽きせず、おすすめです。
サッパリとしていますが、苦味・酸味は少ないタイプです。
【 ペアリングは何がおすすめ? 】
フルーティーな香りと、柔らかい甘みがあるので、
赤ワインのように肉料理と合わすのがおすすめのビールです。
旨甘みがありますが、喉ごしがサッパリしているので、
肉汁がジューシーなハンバーグがおすすめです。
ハンバーグの良さを引き出す黒子的な役割のビールです。
【 SPEC 】
- 商品名 :赤濁(あかにごり)
- ブルワリー :日本ビール株式会社
- 醸造所 :静岡県沼津市下香貫下障子3140-5
- タイプ :エール
- スタイル :レッド
- 原材料 :大麦麦芽・ホップ
- アルコール分 :5.5%
スッキリとサッパリ楽しめるおすすめのビールです。
by 麦酒浪漫放浪記
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